わらっていてね

そんな難しい顔してないで

わらって

 

ゆるやかに

なごやかに

てきとうに

ながされていこうよ

 

こんなに素晴らしい陽気で

あたたかくって

海もきれいで

なにをそんなに思い悩む必要があるの?

 

今、こんなにも、幸せで、素晴らしいじゃないの

 

わらっていてね

 

だだそれだけでいいじゃないの

 

そういう風に私はあの時彼に言いたかったのだ、ずっと

 

言葉にならなかったけれど

 

この思いはずっと他者に対して向けられてきた。

 

 

おそらく本当は、自分自身に対しての想いなのだ。