舵を取り戻す

この蒼くて広い世界に
無数に散らばった中から
別々に二人選んだ糸を
お互いたぐり寄せ合ったんだ
 
結ばれたんじゃなく結んだんだ
二人で 「せーの」 で引っ張ったんだ ”
 
 
歌詞のこの部分を聞いて思い出したんだった。
 
自分で選んだんだと。
自分たちで選択したんだと。
 
わたしだけでなく、わたしたちで選んだんだった、と。
 
自分で
(そして相手も自らの意志で)
手繰り寄せて
合意の上で繋がり合ったんだった。
 
いままでを受容した感じ。
 
わたしが、ひどいことをしてしまった
わたしが、そんなことをしなければよかった
 
それは思い込みで
私が一人でできるわけではないのだ。
相手も奇跡の積み重ねでここに来ることを選択し
意志をもって選択している
 
自分の舵を取り戻るということは
 
他者の舵は返還する、奪わないって事なのかもしれない
 
その状態になって、やっと、自分の魂の望みみたいなものが見えてくるのかもしれない