困ったり苦しんだり悲しんだり
好きなひとや愛する人や大切なひとたちに
困ったり悲しんだり苦しんだり、されたくなかったのだった
彼らの、困ったり苦しんだり悲しんだりする自由を
私は今まで奪っていたのだった
彼らが悲しむくらいなら、
私が苦しんでいた方がずっといいと思っていたのだった
彼らの自由をずっと奪っていたのだなあ
彼らを信用していなかったのだなあ
困ったり悲しんだり苦しんでも大丈夫だって
知らなかったんだなあ
それはつまり、自分自身のそれをね。