薄皮

わたしはまっとうだ

わたしはきちんとしたことを言っている

わたしは正しい

 

って無意識に思っていたことに

思っていたことに気が付いていなかったことに

気が付いてびっくりした

 

これが自分だって思っていたものの表面の薄皮がぺろりとはがれて

全く違うものが出てきた感じ

 

長い間まとっていたから

本体とすっかり同化していた

 

その薄皮が

後付けだったなんて

そもそも表面に薄皮があっただなんて

まるで気が付かなかったよー

 

摩擦とはありがたいものですねえ